声優という職業は、かつてはテレビアニメの吹き替えやナレーションなど、伝統的な範疇にとどまっていましたが、最近ではその枠を大きく超え、さまざまな活動を展開することが一般的です。
近年、声優業界ではアイドル化の傾向が強まり、歌やダンスなどのパフォーマンスもこなす声優たちが増えています。
かつて声優は低収入とされていましたが、実際にはどれくらいの収入を得ているのでしょうか?この記事では、現在判明している情報をもとに、人気声優たちの年収をランキング形式で紹介します。
人気声優の年収TOP15
それでは早速人気声優たちの年収ランキングTOP15を紹介していこうと思います。
今回のランキングは今判明しているものによるもので、全ての声優さん達の情報が分かっているだけでは無いので参考程度に見ていただければと思います。
15位 関智一 800万円
生年月日:1972年9月8日
出身地:東京都
関智一さんは、国民的大人気アニメドラえもんの人気キャラである2代目のスネ夫役としても知名度が高く、機動武闘伝Gガンダムのドモン・カッシュ役など、数多くの名作アニメで主演を務めています。
近年では、呪術廻戦のパンダ役や鬼滅の刃の不死川実弥役なども演じ、特に若い世代から大きな支持を受けています。
関智一さんの推定年収は約800万円程度と考えられています。
同13位 古谷徹 1000万円
生年月日:1953年7月31日
出身地:神奈川県横浜市磯子区
古谷徹さんは、機動戦士ガンダムのアムロ・レイ役やドラゴンボールのヤムチャ役などで広く知られています。
また、名探偵コナンの安室透役も務め、特に女性ファンからの支持が高い声優の一人です。
古谷さんはこれらの作品に関連した仕事を今でも受けており、その結果、年収は約1000万円に達しています。
興味深いことに、古谷徹さんの元妻はベテラン声優の小山真美さんであり、彼女はドクタースランプのアラレちゃん則巻あられ役で知られています。
同13位 久保ユリカ 1000万円
生年月日:1989年5月19日
出身地:奈良県
久保ユリカさんは、人気アニメ「ラブライブ」のアイドルグループ「ミューズ」のメンバーでもあります。
彼女は2002年に芸能界にデビューし、当初は楢原ゆりかという芸名でグラビア活動を主に行っていました。
しかし、グラビア活動を卒業し、ミューズの活動が成功につながると、特に男性の声優ファンからさらに支持を受けるようになりました。
ラブライブでの活動を通じて、彼女の年収が1000万円以上だという噂も広まっています。
同11位 堀江由衣 1200万円
生年月日:1976年9月20日
出身地:東京都
現在40歳を超えた堀江由衣さんは、少女のような可愛らしさを依然として保ち続けています。
彼女はアニメでヒロイン役を主演し、高い実力で声優として成功を収めています。
一方で、歌手としても活動し、単独ライブを開催しています。近年は歌手活動は控えめになっていますが、アニメやゲームなどの作品には定期的に出演しています。
堀江由衣さんの推定年収は約1200万円と言われており、かつて歌手活動が盛んだった時期にはさらに高額の年収を得ていた可能性も考えられます。
同11位 井上喜久子 1200万円
生年月日:1964年9月25日
出身地:神奈川県横須賀市
井上喜久子さんは、アニメ「あぁ女神様」でベルダンディ役や「らんま1/2」で天道かすみ役などで知名度が高いベテラン声優です。
50歳を超えた現在でも、彼女は自身を17歳と称し続け、その若々しい姿勢が注目されています。
井上喜久子さんは個人事務所であるオフィスアネモネを通じて活動しており、そのため、推定年収は約1200万円と言われています。
声優としてはかなりの成功を収め、安定した収入を得ているようです。
10位 南条愛乃 1300万円
生年月日:1984年7月12日
出身地:静岡県
南條愛乃さんは、アニメ「ラブライブ」での活動を通じて、アイドル声優としての知名度を高めました。
彼女はラブライブでも独自の個性的な魅力でファンから支持を受けています。
声優デビューは2006年で、その後、2009年から2022年まで音楽ユニット「fripSide」の2代目ボーカルとしても活躍しました。
声優業界では珍しい音楽活動を行い、その才能が注目される人気声優です。特に「fripSide」の高音でアップテンポな曲は、カラオケでも人気があります。
推定年収は約1300万円で、声優としての収入よりも、アイドル声優としての歌手活動が収入の大部分を占めているようです。
9位 皆口裕子 1400万円
生年月日:1966年6月26日
出身地:東京都
皆口裕子さんは、浦沢直樹氏の代表作「YAWARA」で猪熊柔役としてブレイクし、また20年以上も人気のアニメドラゴンボールのビーデル&パン役でも知られその魅力的な可愛らしい声で知られる声優です。
現在54歳になりましたが、依然としてその魅力は健在です。最近では、ゲームソフト「ラブプラス」で女子高校生の姉ヶ崎ネネ役を演じるなど、幅広い演技力を見せています。
さらに、テレビ番組「天才志村動物園」や「ミュージックステーション」などでナレーションも務めています。
彼女の優しげな女性キャラクターは、皆に愛されており、その声優としての経歴は30年以上にわたります。推定年収は約1400万円と言われており、声優としての成功を築いています。
同6位 神谷浩史 1500万円
生年月日:1975年1月28日
出身地:茨城県牛久市
神谷浩史さんは、20年以上にわたり声優として活躍しています。
彼のイケメンボイスは、女性を魅了し、その人気は高いですが、彼は女性ファンの支持に甘んじず、高い演技力で多彩なキャラクターを見事に演じ分ける実力も持っています。
そのため、多くのアニメファンから高く評価されています。
2016年には、人気漫画家の中村光さんとの極秘婚や隠し子の話題も浮上しましたが、神谷浩史さんは声優としてのキャリアを着実に築き上げています。
彼の推定年収は約1500万円と言われており、声優業界での成功を実現しています。
同6位 花澤香菜 1500万円
生年月日:1989年2月25日
出身地:東京都
花澤香菜さんは、もともと子役としての活動やアイドル活動を経て、声優としての成功を収めました。
そのブレイクは、声優としてのキャリアをスタートさせた作品である「ラストエグザイル」で始まりました。
その後、「物語シリーズ」や「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」など、多くのヒット作に出演し、アニメファンを魅了しています。
彼女は透明感のある癒し声で知られ、声優業界だけでなく、歌手としても活動を展開しています。
彼女の推定年収は約1500万円と見られており、その成功に裏打ちされた収入を得ています。
同6位 田村ゆかり 1500万円
生年月日:1976年2月27日
出身地:福岡県
田村ゆかりさんは、Galaxyエンジェルのランカ・フランボワーズ役などで活躍し、声優としては20年以上のキャリアを持つベテラン声優です。
しかし、彼女はアイドル声優としても非常に高く評価されています。
田村ゆかりさんの熱狂的なファンたちは「ゆかり王国民」として知られており、彼女とゆかり王国民の交流は、彼女を知らない人々にとっても驚きの要素でしょう。
彼女は声優アイドルというカテゴリを確立したパイオニアとも言え、声優志望者にとっては憧れの存在であるとされています。
田村ゆかりさんの推定年収は約1500万円と言われており、その成功に裏打ちされた収入を得ています。
5位 水樹奈々 1600万円
生年月日:1980年1月21日
出身地:愛媛県新居浜市
水樹奈々さんは、声優業界トップの歌姫として知られており、その高い歌唱力は声優としてだけでなく、歌手としても非常に高く評価されています。
実際、彼女は2011年12月に声優史上初となる、日本人の女性ソロ歌手としては8人目となる快挙を達成し、東京ドームでのライブを開催しました。
一方で、声優としての活動も積極的に行っており、ハートキャッチプリキュアではキュアブロッサム役を演じています。
2020年7月7日には、自身のブログで結婚を発表し、ファンから祝福の声が多く寄せられました。
水樹奈々さんの推定年収は約1600万円と言われていますが、歌手としての活躍を考慮すると、まだまだその実力に見合った収入とは言えないように感じられますね。
4位 山寺宏一 2000万円
生年月日:1961年6月17日
出身地:宮城県塩釜市
山寺宏一さんは、「七色の声を持つ男」としても知られ、多くの声優たちから尊敬を受けている名声優です。
彼はウィル・スミス、エディ・マーフィ、ジム・キャリーなどの日本語版声優としても名高く、またディズニー番組においてもドナルドを始めとした様々なキャラを演じておられます。
その声は山寺宏一さんならではの独自の演技と評されています。
最近では、アニメ「鬼滅の刃」で憎珀天役を演じたことが話題となり、ツイッターではハッシュタグ「鬼滅の刃」を抑えて山ちゃんがトレンド1位となったこともありました。
彼の推定年収は約2000万円と言われていますが、かつては「おはスタ」の司会を務めていた頃には、さらに高額の年収を稼いでいたでしょうね。
3位 堀川亮 3000万円
生年月日:1958年2月1日
出身地:大阪府
堀川亮さんは、アニメ「ドラゴンボール」のベジータ役を務め、現在もその役を演じ続けています。
また、彼は「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」のコウ・ウラキ役や「名探偵コナン」の服部平次役など、人気アニメの重要なキャラクターを多数演じています。
堀川亮さんは、自身が学園長を務めるインターナショナルメディア学院の報酬も含まれているのかどうかは不明ですが、推定年収は約3000万円と言われています。
彼の多才な声優活動により、高額の年収を得ていることが伺えます。
2位 野沢雅子 4000万円
生年月日:1936年10月25日
出身地:東京都
1950年代から声優として活動し、現在では80歳を超えても声優業界の第一線で精力的に活動を続けるのが野沢雅子さんです。
彼女は1968年に「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役で主演デビューし、その後は「ドラゴンボール」の孫悟空役などで老若男女に広く知られています。
野沢雅子さんの声を聞いたことがない男性はほとんどいないでしょう。
代表作である「ドラゴンボール」は、アニメテレビ、ゲーム、スマートフォンアプリなど、さまざまなメディアミックス展開が行われており、その影響力は非常に大きいです。
また、野沢雅子さんはベテラン声優として、声優業界のランク制度の中でトップに位置しています。そのため、彼女の年収は最低でも4000万円以上だと推定されています。
1位 林原めぐみ 7000万円
生年月日:1967年3月30日
出身地:東京都北区
林原めぐみさんは、「平成天才バカボン」のバカボン役や「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ役などで広く知られた声優です。
また、名探偵コナンの灰原愛役は、林原めぐみさんがハマリ役とされています。
現在、彼女は個人事務所であるウッドパークオフィスに所属しており、この環境から大手事務所に所属するよりも高額の年収を得やすいと言われています。
さらに、林原めぐみさんは歌手としても大きな成功を収めており、1990年代の全盛期にはオリコンランキングのトップ10入りが当たり前でした。
また、林原さんが歌っている曲はキャラソング以外は、林原さん自身が作詞をほとんどしており、中には作曲をしている曲も有ります。
今でもカラオケの印税収入などが安定して得られていることから、彼女の推定年収は約7000万円と言われています。
まとめ
今回は、人気声優たちの推定年収をランキング形式で紹介しました。
近年では、演技以外の活動によって多額の年収を稼いでいる若手声優も増えており、実際の年収ランキングは、林原めぐみさんのようなベテラン声優ではなく、もっと若手のアイドル声優たちが上位に並ぶ可能性もあるかもしれません。
今後、声優たちの収入源が声の演技からアイドル活動などにシフトすることも考えられ、声優業界の収入構造が変化するかもしれませんね。
今回はわかっている範囲でのランキングなので、もっと情報が入ったランキングが出来たらまた作りたいと思います。