2023年2月22日に乃木坂46はデビューから12年目を迎え、8月21日に結成から13年目を迎えます。1期生の36人は、2022年12月31日に齋藤飛鳥さんが、2023年2月26日に秋元真夏さんが卒業することでゼロになります。
エースとキャプテンが抜けることで、2023年度乃木坂46は新たな時代を迎えることとなります。そこで今回は2023年度乃木坂46の次世代エース候補やブレイク必至なメンバー、卒業する可能性のあるメンバーを紹介してみたいと思います。
今の乃木坂46はかつての生駒里奈さん・白石麻衣さん・西野七瀬さんといった絶対的なエースがいません。現在のメンバーの中から、表題曲センターを経験している可能性がある候補としては、山下美月さん、与田祐希さん、遠藤さくらさん、賀喜遥香さん、中西アルノさんが挙げられます。
まず中西アルノさんは、5期生として加入してから1年が経ちましたが、さすがに加入から1年でエースを任せるには、かなりの難問です。また、彼女は、加入前のSNSで不適切な行動をしたことが明らかになり、謝罪して活動停止に追い込まれました。
しかしながら、歌唱力や表現力に関しては、非常に優れたものがあり、将来的にエース候補として活躍できる可能性を秘めていると言えます。
次に3期生ですが、3期生のうち山下美月さんは、齋藤飛鳥さんに次ぐ人気を誇っていますが、彼女のアクターとしての強みから、卒業が噂されることが多いです。グループの仕事として、「乃木坂工事中」の収録を欠席しているなど、エースの称号を背負うには、まだまだ不十分な状況なのではないかと思われます。
一方、与田祐希さんは18枚目のシングルで大園桃子さんとのダブルセンターを務めた以降、福神に入り続けていますが、センターとしては一度もなく、その立場を務めるような雰囲気もないようです。さらに2022年末にジムトレーナーとの密会がスクープされたことが、彼女のプラス要素を大きく減じてしまったのではないかと指摘されています。
4期生をみると、「遠藤さくらさん」と「賀喜遥香さん」の両方が、すでにセンターを2回経験しています。特に遠藤さんは、自信がなさそうな印象を受けます。しかし彼女の特徴は、初期から中期の西野七瀬さんに似ていると思われます。西野さんがいつからか自信を持ち始めて乃木坂46を支えるエースとなったように、遠藤さんも今後の経験を積めば大きく成長していく可能性がありそうです。
一方で賀喜遥香さんは、現在エースに最も近いエース候補として期待されています。センターを経験するのが遅れたものの、28枚目シングル30枚目シングルと29枚目シングルの5期生中西アルノさんを挟んで立て続けにセンターを務めています。29枚目シングルはある意味でイレギュラーと考えると、実質的には連続してセンターを務め、特に節目の30枚目シングルではセンターに起用されたことから、乃木坂46の運営の期待の高さがうかがえます。
賀喜さんは度々性格の良さが評判となりますが、同期を始めとするメンバーからの信頼も熱いようです。乃木坂愛もとても強く、2022年の真夏の全国ツアー2022東京公演最終日では最後に以下のようなスピーチをしています。
「こんなに愛に溢れている場所他にあるのかっていうぐらいこの乃木坂46が温かくて、この環境は当たり前じゃなくて、今まで先輩方が乃木坂のためにスタッフさんのために、応援してくださっているファンの方々のために、そういう気持ちを持って活動を積み重ねてきてくださってこうして私たちはここに立てているし、そういう思いが詰まって生まれたものというのを身にしみて感じたので。
この場所をこれから先も大切に守りたいなと思ったし、これから入ってくる後輩の子とがずっとずっと先までつなげていきたいなと思いました。私はこういう発言の場をいただいても自信がないところを見せてしまったり、頼りないところもたくさんあると思うこともあるけど、これからの乃木坂46を作っていく一人になりたいなと思いました。本当にありがとうございます」
乃木坂46のメンバーやスタッフ、そしてファンへの愛情や感謝の気持ちも伝えられたこのスピーチからは、過去から現在へと受け継がれた伝統への深い敬意を感じることができます。賀喜さんの強いエースとしての資質が、2度のセンター経験を通じて大きく成長したことを示しています。しかし、まだ独り立ちした絶対的エースとしては弱い気がしますし、酷な気もします。
そのため、2023年には、遠藤さんと賀喜さんが担うWエース体制を確立することが、乃木坂46を安定させるための有効な方法となるでしょう。2人は白石麻衣さんと西野七瀬さんのように、陰と陽、太陽と月のように互いに対照的なWエースとなり、新たな彩りを乃木坂46に加えてくれるでしょう。
2022年前半に弓木奈於さん、後半に金川沙耶さんが注目を集めるなど、乃木坂46のメンバーがブレイクする状況が続いています。2023年も新たなメンバーが注目を集めることが予想されます。その中でもブレイク必死のメンバーとして、4期生の佐藤璃果さんを挙げたいと思います。
近年、乃木坂46の選抜メンバーは「ミーグリ」の売上とある程度関連しています。つまりミーグリを売れば選抜入りが近づくということです。金川さんや弓木さんなどが実証しています。現在、5期生を除く選抜未経験者の中で最もミーグリを売っているのが佐藤璃果さんです。
32枚目シングル以降は5期生が選抜入りを果たすと予想されますが、佐藤さんはその前に滑り込むことが可能です。ただし、そこで爪痕を残せるかどうかは佐藤さん次第です。金川さんのようにきっかけを掴んでうまく行くことができれば、次の機会を得ることができるでしょう。
2023年に卒業する可能性があるメンバーを考えるとき、重要な事項として、年齢、在籍年数、選抜回数、キャリアなどが考慮されます。
卒業メンバーの平均年齢は、初期の活動自体から除いて約24歳弱となります。2016年から2022年まで卒業したメンバーのうち、星野みなみさん、樋口日奈さん、和田まあやさん、齋藤飛鳥さんが24歳、北野日奈子さん、山崎怜奈さんが25歳で卒業しています。
また在籍年数の平均は約6年となっています。2016年9月に加入した3期生は2023年には8年目、2018年12月に加入した4期生は6年目、2020年2月に加入した新4期生は4年目を迎えることになります。これらのデータから2期生から新4期生を除く4期生で年齢が24歳以上のメンバーは卒業の可能性が高いことが分かります。
また選抜回数は在籍年数との兼ね合いもありますが、少なすぎると今後の上がり目が少なくなり、嫌でも卒業がちらついてくる可能性があります。2期生から新4期生を除く4期生で年齢が24歳以上のメンバーとそれぞれの選抜回数は以下の通りです。
年齢 | 名前 | 期 | 選抜回数 |
28歳 | 吉田綾乃クリスティー | 3期 | 0 |
26歳 | 佐藤楓 | 3期 | 3 |
25歳 | 鈴木絢音 | 2期 | 6 |
梅澤美波 | 3期 | 11 | |
田村真佑 | 4期 | 6 | |
24歳 | 向井葉月 | 3期 | 0 |
山下美月 | 3期 | 11 |
このメンバーの中で梅澤美波さんは現在副キャプテンであるため、今後キャプテンへの昇格を予想されていますので、卒業の可能性はかなり低いと見られています。26枚目シングル以降、選抜入りを続けてきた田村真佑さんも上昇気流の真っ只中なので、卒業する可能性はまだあります。一方で、最も卒業の可能性が高いのは選抜回数が0である吉田彩乃クリスティーさんです。
秋元さん卒業後は、グループ最年長となる吉田彩乃クリスティーさんですが、2023年1月11日にInstagramで、卒業しないでほしいというファンの声に対して、まだやりたいことがたくさんあるからしばらくはないと明言しており、これを真に受けるならば2023年中の卒業はありそうにないでしょう。
佐藤楓さんと向井葉月さんは、30枚目シングルでは7作ぶりの選抜入りを果たしましたが、31枚目シングルではアンダーに逆戻りしていますし、向井さんは吉田さん同様選抜経験がないため、そろそろ卒業を決断しても不思議はないだけに、活動へのモチベーションが切れていないか気になります。
また、人気上位の選抜常連メンバーである山下美月さんは、女優業が忙しく、NHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」での好演が評価されれば2023年は女優としてのオファーが殺到する可能性があるため、本格的に女優業に専念するためにグループからの卒業を考える可能性もあります。
鈴木絢音さんは11年目に入った最後の2期生であるため、いつ卒業してもおかしくないでしょう。2022年3月には、在籍していた通信制大学を卒業する予定であり、次の仕事へ向けてステップを登る可能性もあります。
~追記~
鈴木さんは卒業を発表し、2023年3月をもって乃木坂46を卒業されました。現在は芸能活動を一時休止されていますが、また元気な顔を見せてくれると思うのでその時を楽しみにしていましょう。
2023年度を前に、乃木坂46は次世代を担うエース候補やブレイク必至なニュースター候補、卒業メンバー候補などを紹介しました。絶対的エースとキャプテンの卒業により、乃木坂46の力は一時的に減少することが予想されます。
しかし、過去を見れば、乃木坂46は何度も逆境を乗り越えてきました。今回もそんな乃木坂46のメンバーたちが力を合わせて乗り切ることでしょう。また、未だに本領を発揮していない5期生が次々と花開くのも楽しみであり、2023年も乃木坂46の活躍に期待したいものです。