乃木坂46の中心メンバーとして長く活躍してきた久保史緒里さんが、2025年9月16日に自身の公式ブログでグループからの卒業を発表しました。
今回の発表では、同年11月26日と27日に横浜アリーナで開催される「久保史緒里卒業コンサート」をもって、乃木坂46としての活動を終了することが明らかにされています。
久保さんは2016年に3期生として加入し、約9年間にわたりモデル、女優、ラジオパーソナリティなど幅広い分野で活躍してきました。
そのため、ファンや関係者からは驚きと同時に、多くの感謝や応援の声が寄せられています。
なぜこのタイミングで卒業を決めたのか?
久保さんが卒業を決断した背景には、長年の活動を通して感じてきた葛藤や心境の変化があると考えられます。
彼女はブログの中で「乃木坂46の私」と「久保史緒里」という二人の自分がいるように感じていたこと、そして「グループにいることが好きすぎるあまり、卒業を決断できる未来が見えなかった」と正直な気持ちを綴っています。
つまり、乃木坂46という大きな存在に支えられながらも、自分自身として歩み出したいという思いが徐々に強くなっていったのです。
また、彼女は「好きだからこそ怖かった」とも語っています。
乃木坂46に夢中であるほど、自分がこのままずっとグループに甘えてしまうのではないかという不安があったのでしょう。
ツアーの最中に「今なら決断できる」と感じたことが、今回の卒業発表へとつながったといえます。
長年グループを支えてきた重責、そして女優業やラジオなど個人活動の増加によって、今こそ自立の時期だと考えた可能性が高いです。
卒業後に何をするのか?
卒業後の進路については、まだ公式な発表はありませんが、久保さんのこれまでの活動からいくつかの可能性が見えてきます。
まず、最も有力なのは女優業の本格化です。
久保さんはこれまでに大河ドラマや朝の連続テレビ小説に出演し、その演技力が高く評価されています。
本人も「演じることが好き」と語っており、今後はさらにドラマや映画、舞台などで活躍の場を広げていく可能性が高いです。
次に、ラジオパーソナリティとしての活動を継続する道も考えられます。
現在「乃木坂46のオールナイトニッポン」を担当しており、その落ち着いた語り口やリスナーとの距離感が人気を集めています。
卒業後は「久保史緒里」として単独の番組を持つことも期待されています。
さらに、モデルや雑誌・CM出演など、ビジュアル面を活かした活動にも注目が集まります。
久保さんは専属モデルとして活動した経験があり、ファッション業界からの評価も高いです。
女優業と並行して、モデルや広告の仕事を続ける可能性は十分にあります。
また、舞台や演劇など、これまで挑戦してきた領域をさらに深めることも考えられます。
卒業までのスケジュールはどうなるのか?
今回の発表によると、久保さんは2025年11月26日と27日に横浜アリーナで行われる卒業コンサートをもって乃木坂46としての活動を終了します。
それまではグループのメンバーとして、ライブやテレビ出演などを続ける予定です。
ブログでも「最後まで乃木坂46の私として生きる」と語っており、卒業までの期間を大切に過ごす姿勢が伝わってきます。
卒業後の所属事務所はどこになるのか?
卒業後の所属先についてはまだ発表されていませんが、いくつかの可能性が考えられます。
まず、現在所属している乃木坂46合同会社にそのまま残るという選択肢です。
これまでの仕事や人脈を引き継ぎやすく、すでに信頼関係が構築されているため、スムーズに個人活動を続けることができます。
一方で、女優業に力を入れるために、演技に強い芸能事務所に移籍する可能性もあります。
久保さんは演技志向が強く、大河ドラマや朝ドラなどで実績を積んできました。
そのため、演技案件を豊富に扱う事務所への移籍は自然な流れともいえるでしょう。
さらに、モデルや女優、ラジオなど多方面での活動を希望する場合は、複合的なジャンルに対応できるハイブリッド型の事務所に移籍する道もあります。
最近では独立して個人で活動するタレントも増えているため、久保さん自身がマネジメントに関与する形を選ぶ可能性も否定できません。
ファンへの影響と今後の注目点
久保さんの卒業発表は、多くのファンに衝撃と寂しさを与えました。
SNSには「まだ乃木坂46で輝く姿を見たかった」「卒業後も応援したい」という声があふれています。11月の卒業コンサートは、ファンにとって彼女との最後の大きな思い出の場となりそうです。
乃木坂46にとっても、3期生の中心メンバーであり、選抜常連・センター経験者である久保さんの卒業は大きな転換点となります。
グループ全体のパフォーマンスや雰囲気にも変化が訪れるでしょう。
今後は、卒業コンサートの内容や演出が大きな注目を集めるとともに、久保さんが卒業後に最初に選ぶ仕事や活動が、彼女の新たなステージを象徴することになりそうです。
「乃木坂46の私」と「久保史緒里」の両方を愛してきた彼女が、これからどのように自分自身を表現していくのか、その歩みに多くの人が期待しています。