乃木坂46には、過去にオーディションで不合格になったが、再び挑戦して合格を勝ち取ったメンバーがいます。その中には、AKBや欅坂46に落ちたメンバーや、他の坂道グループに全て落ちた後に乃木坂に来たメンバーもいます。
彼女たちは、不合格を経験した悔しさから這い上がり、現在ではアイドル以外にも多くの分野で活躍しています。
今回は、そんな彼女たちの中でも、オーディションで挫折した経験から見事乃木坂46の人気メンバーとなった8人を紹介していきます。
それでは早速、乃木坂46のメンバーの中で加入前に様々なオーディションを受けて、残念な結果を受けた後に再度立ち上がって今現在、乃木坂46で大活躍をしているメンバー8人を紹介していきましょう。
乃木坂メンバーの中には、オーディションに落ちた経験を持つ人がいますが、その中でも有名なのが賀喜遥香さんです。賀喜さんは、けやき坂46の2期生にも応募していました。
SHOWROOM審査には音声のみで参加し、エントリーナンバー9番として最終審査まで進んだようですが、最終的には合格者の中に名前がなく、不合格となってしまいました。
けやき坂46の2期生オーディションに合格したメンバーは、現在は日向坂46の2期生として活躍しています。この世代は奇跡の世代と呼ばれ、小坂菜緒さん、金村美玖さん、丹生明里さん、渡邉美穂さんなど、個性的で人気のあるメンバーが多く在籍しています。
過去、けやき坂46は欅坂46のアンダーグループでした。そんな中、賀喜遥香さんがオーディションに挑戦するも、奇跡の世代のメンバーに比べると一歩及ばず不合格になってしまいました。
しかしながら、その後に行われた坂道グループ合同オーディションに応募し、乃木坂46の4期生としてデビューすることになりました。彼女は早くからその存在感を発揮し、多くのテレビ番組にゲスト出演するなど注目を集めました。
そして、2021年には乃木坂46の28thシングルの表題曲のセンターとして活躍しました。さらに、賀喜遥香さんのファースト写真集は、2022年に発売され、女性ソロ作品歴代2位の驚異的な売り上げを記録しました。
また、彼女はアニメーターを目指していたこともあり、イラストが得意であり、その都度披露して多彩な一面を見せています。
賀喜さんは、もともとアイドルに憧れがあり、何もない毎日を変えるためにチャレンジしてみたかったという理由で、坂道合同オーディションに応募したそうです。
現在、乃木坂のエースとして活躍している彼女ですが、けやき坂46の2期生の最終審査で落選した経験が、彼女の挫折や糧にもなっていることが、彼女の現在の活躍から推し量れるのではないでしょうか。
山下美月さんは、過去にオーディションに落ちた経験があることが有名です。
山下さんは、AKB48と欅坂46の1期生、そしてけやき坂46の1期生のオーディションを受け、これら全てに落選した経験があると、自身が乃木坂46の3期生のショールーム審査中に語っています。
AKB48は具体的にどの期生のオーディションを受けたかについてははっきりとは明言されていませんが、時期的には15期生オーディションであると言われています。
また、2018年には、AKB15期生合格者で現在のAKB総監督である向井地美音さんと一緒にラジオ番組に出演し、6年来の顔見知りエピソードがあったことも、彼女が15期生オーディションを受けたことの裏付けとなっています。
AKB48の第15期生には、向井地美音さんや大和田南那さんなどのメンバーがいました。彼女らは、次世代のメンバーとして注目され、AKBの活動を支える存在でした。当時、山下美月さんは乃木坂に合格する4年前であり、これらの次世代メンバーと競争することは困難だったと思われます。
また、山下さんは欅坂1期生のオーディションにも参加していたことが分かっています。欅坂46は
当初、乃木坂46の妹分グループとして「鳥居坂」という名前で募集されており、平手友梨奈さんや菅井優香さん、渡邉理佐さんなどが合格していました。
グループの名前やコンセプトはまだはっきりしていませんでしたが、秋元康プロデューサーによると、欅坂46のオーディションは暗い雰囲気で、多くのメンバーが大人たちに反抗しているような眼差しをしていたため、山下さんには合わなかったのかもしれません。
「けやき坂46」については、秋元さんが長濱ねると仲間を作ってみようというアイデアから始まったことが有名です。当初は長濱ねるを中心にしたグループというコンセプトだったようです。そのため、山下さんはこのグループには合わないと判断されたのかもしれません。
山下さんは、乃木坂46の3期生オーディションにおいて、端正なルックスからSHOWROOM審査時から人気があり、デビュー後も雑誌や舞台などで活躍が目まぐるしく、女優としても活躍し、現在はグループに在籍しながら朝ドラ女優として準レギュラー出演を果たしています。
また、その写真集も10万部を超える売り上げを記録するなど、乃木坂46の中でもエース級の人気のあるメンバーの一人です。
山下さんは、もともと様々なアイドルグループが好きだったそうですが、乃木坂46に惹かれた理由は、他のアイドルグループと全く違う雰囲気を持っていたからだと言います。
彼女はこの違う雰囲気が何かを研究し始め、ますます魅了されていき、最終的には乃木坂46のオーディションを受けることになったとのことです。
このような彼女の活躍は、先のオーディションの落選や、紆余曲折の挫折経験を経て、乃木坂3期生の合格を掴み取った努力の賜物と言えます。
中西アルノさんも、乃木坂46でデビューする前にオーディションに落ちた経験があります。それは、ZOC(現在のMeTAMUSE)のオーディションでした。
ZOCは、シンガーソングライターである大森康子さんをプロデューサー兼メンバーとして中心にした、少々過激なカラーのあるアイドルグループでした。
乃木坂とはグループカラーとして対極にあるようなグループですが、中西さんがそのオーディションを受け、二次選考を受けている様子がZOC結成までのドキュメンタリーにて確認されています。
その場面は、二次審査で多くの応募者が大森さんと会話するところなのですが、そこで中西さんは「もともとZOCが好き」と一言話す様子のみで、大森さんとの会話の場面はカットされており、あくまでファンではなく仲間として買い入れたいと思われるようなやり取りは、そこではなかったということでしょう。
中西さんは、乃木坂46の5期生オーディションに合格した際、秋元康プロデューサーら審査員を圧倒する歌唱力を見せ、デビューからわずか1か月で29thシングルのセンターに抜擢されたが、同時に過去のSNSでの発言が批判を呼び起こし、センター発表後に異例の自粛措置をとる事態となりました。
しかし、中西さんはその後復帰し、炎上を受け止めながらも活動を続け、現在は一定の支持を得ています。中西さんが乃木坂を受けた理由には諸説ありますが、乃木坂好きな友達と一緒に受けたということでありました。
ただ、ZOCのオーディションで落選した後に乃木坂のオーディションに合格し、日本のトッププロデューサーである秋元康さんの目に留まったことは、ある意味で逆転のドラマのような展開であると言えます。
田村真佑さんは、過去に他のアイドルのオーディションに落ちた経験があったと言われています。
そのオーディションは2014年に募集されたAKB48のチーム8のオーディションだったそうです。田村さんがオーディションを受けた理由は、学力テストの成績が悪かったため、親から「高校に入れなかった場合に備えてAKB48も受けなさい」と提案されたためだったそうです。
しかし結果的に、AKB48のオーディションには不合格となり、高校には無事合格することができた
と、田村さんは乃木坂工事中の初登場時に語っていました。
チーム8は、各都道府県から一人ずつ選出される形式で構成されるアイドルグループで、そのため多数の人が応募します。田村さんの出身地である埼玉県代表に選ばれることは非常に難しいと考えられます。
田村さんは、4期生の中でも人気が高く、選抜メンバーとしての出演も頻繁にあります。その可愛らしい喋り方やおっとりした雰囲気は魅力的であり、工場での組み立て作業からレストランでのホールスタッフまで様々なバイトに挑戦した経験などから、グループ内で異彩を放っています。
田村さんは、アイドルになりたいという夢を捨てきれず、坂道合同オーディションに挑戦しました。
また、田村さんは親から19歳までは好きに過ごしていいが、20歳になったら正社員になるようにとの方針に従っており、20歳を迎えるにあたって、思い切って坂道合同オーディションに挑戦する決意をしました。
清宮レイさんも、けやき坂46の2期生のオーディションで書類審査の段階で落選した経験があります。
清宮さんは、自身が参加した坂道合同オーディションのSHOWROOM審査時にこの経験について言及し、自虐的に笑いを交えながら、勝てると言ったらおかしいけれど、あの面々に勝てるわけがないと話していました。
清宮さんは元気で明るいキャラクターであり、中学時代に生徒会長を務めた経験があったり、幼少期にアメリカでの生活経験があったこともあり、中学の頃に英検準1級に合格するほど英語力に優れていた。
その英語力を活かし、独自のコーナーを持つなど自己発信力が強いメンバーでもある。
清宮さんは、坂道合同オーディションを通じて乃木坂46の4期生としてデビューしました。オーディションを受けた理由は、もともと乃木坂46と欅坂46が好きで、メンバーに会いたいがために全国で開催されていたセミナーに参加したことでした。
セミナーの中でも書類審査が免除になる枠を受け、合格通知が来て驚いたと本人が話しています。清宮さんは、けやき坂46の2期生のオーディションで落選した経験もあったため、合格が決まったことに驚いたとのことです。
また、清宮さんは、独自の個性を積極的に発信することもあり、けやき坂46の2期生の合格メンバーを見たことが、乃木坂46のオーディションに応募するきっかけになったかもしれません。
久保史緒里さんは、乃木坂に入る前に何度かアイドルグループのオーディションに参加し、落選していたことが有名です。
その中でも、欅坂1期生のオーディションに書類選考で落選した経験があることは、乃木坂3期生の
SHOWROOM審査中に明かされました。
久保さんは、乃木坂46の熱心なファンであり、その愛が強いメンバーの一人として知られています。記事のインタビューで、久保さんは乃木坂に入る前に、落選することも多く、書類審査も
通らなかったことを語っています。
そのため、久保さんが欅坂のオーディションを受けたことは、意外に思われるかもしれません。当時、欅坂46は乃木坂46の妹分グループとしてしか発表されておらず、久保さんが欅坂オーディションを受けた理由は、乃木坂愛が強かったため理解できるかもしれません。
記事のインタビューで、久保さんは、「乃木坂愛が強かった自分が欅坂オーディションを受けたことは、意外に思われるかもしれないが、オーディションに落ちたことに関しては、もちろん悔しいが、挑戦した事実が素敵なことで、そんな勇気のある行動ができる人は実はそんなに多くないと
思うので、誇りに思って欲しい」と、オーディションに落ちたことに対して肯定的な言葉を語っています。
このメッセージは、乃木坂5期生応募者へ向けた記事のインタビューで伝えられたものです。
久保さんは、乃木坂46の3期生としてデビューし、Seventeen専属モデルとしても活躍し、また舞台や大河ドラマにも出演するなど幅広い分野で活躍するエースの一人でもあります。久保さんが乃木坂46を受けた理由は、もともと乃木坂46が好きで、「私も乃木坂46になりたい」という気持ちからだったと語っています。
欅坂の書類審査で落ちた後に乃木坂3期生で合格したことは、さっきの「挑戦することを大切にする」考え方と、その後の努力があったからこそだと言えます。さらに、この経験が今の久保さんの活躍につながっている可能性もあります。
佐藤璃果さんは、乃木坂に加入する前にオーディションを受け、不合格となっています。
佐藤さんが受けたオーディションは、乃木坂3期生とけやき坂46の2期生のものでした。乃木坂3期生のオーディションでは、佐藤さんは二次審査で不合格となりました。
しかし、その中で同じオーディションを受けていた久保史緒里さんと出会い、お互い名前を知らずに接していたことを、久保さんと雑誌のインタビューで明かしました。
記憶がおぼろげだった久保さんはその後、あの時のポニーテールでトロンボーンを持っていた子が佐藤さんだったのかと思い出させられ、驚いたということです。
また、けやき坂46の2期生のオーディションには、佐藤さんとプロフィールが完全に合致している参加者が声のみのSHOWROOM審査に参加しており、佐藤さんもこのオーディションに応募していたとされています。
佐藤さんとプロフィールが一致する応募者は、ショールーム審査の段階で落選しています。その後の坂道オーディションで、佐藤さんは河田陽菜さんと仲良くなっていたことを合同オーディション時に明かしましたが、その人脈はこの時期にできたものだと推察されます。
佐藤さんは、ファンからその人脈力の高さについてよく言及されますが、これまで受けてきたオーディションでもその人脈力が現れていたのかもしれません。
佐藤さんはおっとりした外見とは裏腹に、元高専生という異色の経歴を持ち、頭のキレがよく、トーク力の高さが評価されています。また、番組内のゲームで負けた時に涙を流すなど、人一倍の負けん気の強さも持ち合わせています。
そんな佐藤さんは、合格した坂道オーディションを受ける前に、アイドルを目指した動機については自身が明言したことはありませんが、このような経歴からアイドルに対して強い思いがあったことを推測できます。
また、佐藤さんが受けたオーディションの合格者は、どちらもグループを強く牽引する並々ならぬ世代でした。けやき坂462期生のオーディションに関しては、当時の佐藤さんも声のみの参加であったことから、難しかったと思います。
しかしそれらのオーディションを経験したことが後に坂道合同オーディションの合格につながったのではないでしょうか。
向井葉月さんも、乃木坂46の3期生としてデビューする前に、オーディションで落選した経験があります。
落選したオーディションは、乃木坂46の2期生のオーディションで、書類審査で落ちたと自ら語っています。そのため、向井さんが合格した3期生オーディションは、まさにリベンジマッチと言えます。
2期生合格者には、堀未央奈さんや佐々木琴子さん、そして将棋フォーカスの引き継ぎ元である伊藤かりんさんなどがいました。当時中学生だった向井さんは、現在のポテンシャルを十分に発揮できなかった可能性があります。
向井葉月さんは、乃木坂46の3期生としてデビューする前に、2期生のオーディションで書類審査で落選した経験がありました。
その後、向井さんは4年の歳月を経て3期生のオーディションに再度挑戦し、合格しました。向井さんは、デビュー当初から個性的な行動をし、梅澤美波さんからは「破天荒」と称されるほどでした。
また、向井さんは大の野球好きで、西武ライオンズのファンとして知られており、SNS上での愛が西武ファンからも評価されていました。
さらに、将棋フォーカスの司会を引き継いだ際には、知識が無い状態から将棋の級位試験に挑戦して合格するなど、向井さんは努力家な一面も持っています。
向井さんがなぜ乃木坂に応募したのかについて、Instagramで問われたことがあったとのことですが、向井さんは「乃木坂が好きだから」と断言しています。
さらに、「3期を受けた時も2期生で落ちていたため受かる気はしていなかったけれど、ただ乃木坂が好きだったからという気持ちだけでまだ受けた」と、のぎおびのSHOWROOM内で発言しています。
向井さんは、その後の2次審査の合格発表に驚き、さらに3次審査の合格発表を受けたのは、乃木坂46のライブツアーでファンとして福岡に滞在していた時だったとのことです。
向井さんは、その後のライブを見ながら「もしかしたら来年は私もここに立っているかもしれない」と思いながら、乃木坂に夢を抱いていたそうです。
そして、乃木坂3期生に見事合格し、向井さんは2期生を落選していたにもかかわらず、めげずに勇気を持って3期生を受けて良かったと話しています。向井さんの再挑戦によって、乃木坂46への愛も深まったのではないでしょうか。
今回は、オーディションで落選した挫折から、見事乃木坂46のメンバーとして成功した8人のメンバーを紹介しました。
オーディションで落ちた悔しさから、彼女たちは努力を惜しまず、現在の人気を勝ち取ったのでしょう。
このような努力家のメンバーたちは、アイドルの枠を超えて、モデルや女優としても活躍しています。今後も彼女たちの更なる活躍を応援していきたいですね。