幼少期からのバレーボールとの出会い
小島満菜美(こじま まなみ)選手は、1994年11月7日に宮城県仙台市で誕生しました。
小学校3年生の時に友人の誘いを受けてバレーボールを始めた彼女は、すぐにその魅力に引き込まれました。
彼女の最初のチームは、地元の「山の手南ジュニア」であり、ここでバレーボールの基礎をしっかりと学びました。
中学校進学後、市川市立妙典中学校でプレーを続け、さらに実力を伸ばしました。
中学時代の彼女は、既にその才能を開花させ始め、多くの試合で活躍を見せました。
中学卒業後、バレーボール強豪校として知られる船橋市立船橋高校に進学し、全国大会でもその名を轟かせました。
2012年のインターハイでは、全日本高校選抜メンバーにも選ばれ、その実力を全国に証明しました。
大学時代の飛躍
2013年に青山学院大学に進学した小島選手は、大学でもその才能を存分に発揮しました。
同年の関東大学1部リーグ春季リーグでは、新人賞とベストリベロ賞を受賞し、その実力が改めて認められました。
また、同年の全日本ジュニア代表として第17回世界ジュニア選手権に出場し、28年ぶりとなるチーム準優勝に大きく貢献しました。
彼女のプレーは多くの人々に感銘を与え、ベストリベロにも選ばれました。
国際舞台での活躍
小島選手の国際舞台での活躍はさらに続きます。
2014年の東アジア地区バレーボール選手権大会では、ユニバーシアード代表候補として日本代表のメンバーに選ばれ、チームの優勝に貢献しました。
翌年の2015年には、光州市で行われた第28回ユニバーシアードに出場し、銅メダル獲得に貢献しました。
2017年には、二度目のユニバーシアード出場を果たし、台北で開催された大会で11大会ぶりの銀メダル獲得に貢献しました。
また、同年のVTVカップでもベストリベロに選ばれ、その実力を再び証明しました。
プロキャリアのスタート
2016年12月26日、V・プレミアリーグのNECレッドロケッツは小島選手を含む3選手の入団内定を発表しました。
プロキャリアのスタートは順調で、彼女のプレーはチームの大きな戦力となりました。
2022年には日本代表登録メンバーに選出され、ネーションズリーグの出場メンバーとして13試合中10試合でスタメンリベロとして出場しました。
NECレッドロケッツでの栄光
2022-23シーズンには、NECレッドロケッツの6シーズンぶりの優勝に貢献し、自身もレシーブ賞を受賞しました。
続く2023-24シーズンでは、キャプテンに就任し、再びチームを優勝に導きました。
このシーズンでもベストリベロ賞を受賞し、その実力を再確認されました。
新たな挑戦:アメリカ合衆国でのキャリア
2024年3月11日、小島選手はNECレッドロケッツを退団し、新たな挑戦としてアメリカ合衆国のリーグ・ワン・バレーボール(LOVB)に移籍することを発表しました。
彼女はソルトレイク所属となり、松井珠己選手やダニエル・ドルーズ選手とチームメイトとして新たな環境でプレーすることになりました。
小島満菜美選手の球歴と受賞歴
球歴
- 日本代表(2022年-)
- ネーションズリーグ:2022年、2023年、2024年
- 全日本ジュニア代表(2013年)
- ユニバーシアード代表(2015年、2017年)
- 2015年:銅メダル
- 2017年:銀メダル
所属チーム
- 山の手南ジュニア
- 市川市立妙典中学校
- 船橋市立船橋高校
- 青山学院大学(2013-2017年)
- NECレッドロケッツ(2017-2024年)
- LOVBソルトレイク(2024年-)
受賞歴
- 2013年:関東大学リーグ ベストリベロ、新人賞
- 2013年:世界ジュニア選手権 ベストリベロ
- 2017年:VTVカップ ベストリベロ
- 2019年:VTVカップ ベストリベロ
- 2022年:ネーションズリーグ ベストディガー
- 2023年:2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN レシーブ賞
- 2023年:アジア選手権 ベストリベロ賞
- 2024年:2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN ベストリベロ賞
- 2024年:FIVB女子バレーボールネーションズリーグ ベストリベロ賞
まとめ
小島満菜美選手は、日本女子バレーボール界の守護神として、その実力と努力で多くの栄光を手にしてきました。
彼女の軌跡は、幼少期から始まり、国内外での数々の大会での活躍を経て、プロとしての成功、そして新たな挑戦へと続いています。
彼女のこれからの活躍にも大いに期待が寄せられています。