この記事では人気アニメ「呪術廻戦」の花御役の声優さんについてまとめてみました。
プロフィールや経歴、これまで担当してきたキャラなどいろいろな角度からチェックしています。花御役の声優さんについて詳しく知る事ができるので、少しずつ下がってしっかり確認して下さいね。
今回はアニメ第2期も決定している大ヒット漫画、呪術廻戦の花御に注目します。
あの大柄な男性体型の呪霊から女性の声がする、と多くの方が驚いたのではないでしょうか。そんな花御を演じるのは、艶やかな力強いお声でキャラの魅力を倍増させる人気声優、田中敦子さんです。
では次に田中敦子さんのプロフィールを紹介します。
名前 | 田中敦子(たなかあつこ) |
生年月日 | 1962年11月14日 |
出身地 | 日本 群馬県 |
元々は中学校在学中より演劇とダンス活動を行なっていた田中さん。大学卒業後はOLとして働きながら、所属した舞踏団で月に1度ダンサーとして舞台にあがっていたそうです。そのため最初は声優を志望していませんでしたが、その舞踏団で声の仕事をしている方の紹介で、東京アナウンスアカデミー(現:東京アナウンス・声優アカデミー)へ通うことに。レッスンを受けるうちに興味をもち声優の道に進むことになりました。
デビュー作は1992年の映画『不法侵入』(機内上映版)のマデリーン・ストウの吹き替え。その後もニコール・キッドマンをはじめ、ケイト・ベッキンセールやレイチェル・ワイズなどの著名なハリウッド女優を多く担当、たくさんの作品で活躍されています。
吹き替えでの活動がメインでしたが、1995年に劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』で草薙素子役を演じた頃からアニメやゲームへの出演が増えていきます。こちらは田中さんの代表作になり、草薙素子の階級・愛称である「少佐」も田中さん自身の愛称になりました。正統派のヒロインから悪役のボス、シリアスなキャラクターからコメディー色のある役柄まで幅広くこなしています。
2000年代以降はTBSの「報道特集」などテレビ番組などでのナレーションも担当することに。2020年には第14回声優アワード外国映画・ドラマ賞を受賞されています。
また、過去には同じく声優の井上喜久子さんと、2017年冬の「コミックマーケット93」で「お姉ちゃんと少佐」というサークル名で参加された経験が。朗読チャリティー活動『文芸あねもねR』の活動を周知するためと、実際にご本人たちがCDと小冊子を頒布していました。約1000人の長い列と反響があったようです。
参考:ANIMATE TIMES
さらにはパンダの名付け親の1人というエピソードも。和歌山県のテーマパーク・アドベンチャーワールドにて、2016年9月18日に生まれた雌のジャイアントパンダ「結浜(ゆいひん)」と、2018年8月14日に生まれた雌のジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」。どちらも田中さんは一般人として応募して名付け親のうちの1人となったそうです。
パンダの名付け予想を定期的に行っているTBSラジオの番組『安住紳一郎の日曜天国』では「完熟マンゴー」というラジオネームで一般人に混じって電話出演。パーソナリティの安住紳一郎さんから、凛とした声色とプロのような対応で田中さんだと見抜かれたというエピソードも。
参考:めるも、
Wikipedia、ピクシブ百科
それでは花御のプロフィールもまとめてみました。
名前 | 花御(はなみ) |
等級 | 特級呪霊 |
発生源 | 森 |
嗜好・興味 | 美味しい空気 |
嫌いなもの | 人間 |
“呪い”の最上位階級、特級呪霊のうちの1体で、人々が森を畏怖する感情から生まれました。白い肌に黒い縞模様が走っている長身で屈強な体躯を持っており、本来眼球があるような部分からは角のような枝が2本生えている外見。左腕は普段布で覆っており、肩には大きく怪しげな花が咲いています。模様と共に右腕とは色が反転しています。
そのような強そうな外見ですが、作者曰く「呪いの中でいちばんやさしい」と言われている温厚な性格です。物腰が柔らかく、思考や言語も基本的に丁寧語。呪霊の中でも「精霊」と呼ばれるものに近いそうです。
「優しい人間がいることは植物たちも知っている」と言っていますが「その慈愛がどれだけの足しになろうか」と、自然と人間の共存は不可能だと考え人間を滅ぼす道を進みました。未来のためにと人間に立ちふさがっていましたが、虎杖と東堂との戦いの中で「戦いの愉悦」を覚え、「呪い」として本格的に覚醒。命をかけた戦いそのものを愉しめるようになりました。
独自の言語を持っており、人間はもちろん同じ呪霊である漏瑚たちも花御の言葉を聞き取ることはできません。しかし脳内に直接届けているため、意味は理解することができます。その思考が流れ込んでくるような感覚は呪霊人間問わず総じて気持ち悪い様子。ちなみに、台詞を逆再生をするときちんときこえる表現になっています。
田中敦子さんは他にもたくさんのキャラに命を吹き込んでいます。その中でも特に有名なキャラを紹介してみたいと思います。
第二部主人公のジョセフ・ジョースターの前に現れた謎の美しい女性。
父を柱の男に殺されたシーザーに波紋法を教え、のちにジョセフにも「師匠」として厳しい試練を課すようになります。髪をかきあげる癖をもち、趣味はファッションと入浴、好物はにんじん(お手伝いのスージーQ談)。またタバコを嗜み、よくサングラスをかけています。
知的で冷静、ときに厳格ですが本質的には優しく温かな女性であり、弟子であるシーザーからも実の母親(女神)のように敬慕されています。また、本来の名はエリザベス・ジョースターであり、実はジョセフの実母。波紋の呼吸を行っているおかげで、見た目は20代後半ですが実年齢は50歳。
貫禄のある艶やかなボイスがたまらないですね。
原作者の荒木飛呂彦先生は彼女について「第1部に登場したツェペリさんが優しい師匠だったので差別化を考えたところ、現在で言うところの「ドS」キャラになってしまった」と語っています。(函装版JoJonium5巻「キャラクター誕生秘話」より)
参考:ピクシブ百科
“キャスター”という魔術師クラスのサーヴァント(召喚した英霊)深い紫色のローブを纏い、フードで顔を隠した美女。冷酷かつ残忍で目的の為には手段を選ばず、悪だくみが得意。
しかしこの性格は、彼女に課せられた運命の反動によって成り立ったもの。裏切りに遭い続けた結果、今度は自身が人を裏切る立場へ堕ちてしまいました。元は箱入り王女で清純だったため、根はきちんとした良識と道徳を持っています。そのため非道な手を使わずに済むときはしません。「この街の人間はすべて私の所有物」など、口では悪人ぶっていますが、命までは取れずにいるのは健全な判断力を持っているから。
惚れた相手や身内にはとことんまで尽くすタイプですが、惚れた相手は甘えると逃げていったというトラウマを持つ為、一歩引いた態度を貫いております。また、誠実な人間に弱い面が。ライダー曰く「前向きな根暗」とのこと。
まさしく大人の女性というお声。同シリーズのスマートフォン専用ゲーム『Fate/Grand Order』では荊軻、カーミラ、メディアの3役を演じています。
参考:ピクシブ百科
コナンが世良真純に「領域外の妹」と紹介された謎の少女。大人びているのを通り越して高圧的な言動が目立ち、他者に対してもどこか見下した発言や過小評価をする事が多いです。
コナンが落とした蝶ネクタイ型変声機を短時間で使いこなし、仕掛けられた盗聴器を容易く見破ったことも。また、逃げてきた犯人の急所を突き一瞬で気絶させる…など中学生ほどの容姿からは想像もできないような洞察力や度胸をみせました。
そんな彼女もファンの考察通り、黒の組織の薬で幼くなった元大人で本名はメアリー・世良。赤井秀一、羽田秀吉、世良真純の実母で灰原哀(宮野志保)の伯母だということが判明しました。MI6(イギリスの諜報機関であるSIS<秘密情報部>の部署)に所属しており、「領域外の妹」というのは「TER(領域)をSISTER(妹)から外す」→「SIS=英国の秘密情報部(旧:MI6)」という暗号でした。
ハスキーで艶やか、芯の強いお声で安心できますね。ひとつひとつの台詞を丁寧に演じている印象を受けます。TVをつけた世良真純に対して「知らな~い」とかわいこぶるシーンがありますが、子どもの演技をする灰原と似ていて血の繋がりを感じます。
参考:ピクシブ百科
ほかにも『アイドルマスター シンデレラガールズ』の美城常務、『寄生獣 セイの格率』の田村玲子(田宮良子)、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにも参戦した『BAYONETTA』のベヨネッタ役なども担当されています。
今回は呪術廻戦の花御とその役で人気声優の田中敦子さんについて紹介しました。
今回調べて花御とメアリー・世良が同じ声だと知り驚きました。ほかにも知っているキャラクターが何人かいたため、「このキャラもだったのか!」と気持ちが高揚しました。”声優さん”ならではのこの瞬間が好きです。これからキャストロールでお見かけするのが楽しみになりました。
アニメ呪術廻戦の第2期は、2023年7月よりMBS/TBS系列全国28局での放送が決定しました。そして2021年に劇場公開された『劇場版 呪術廻戦 0』は、作中の「百鬼夜行の決行日」である12月24日からAmazon Prime Videoで独占配信が始まっています。
まだまだ止まらない呪術フィーバー。今後の展開が楽しみですね。