日向坂46グループ初となる「副キャプテン」の役職が出来ました。
その副キャプテンに選ばれたのが3期生の高橋未来虹さんです。
彼女は3期生ながらもファンである「おひさま」から次期キャプテン候補として常に名前が挙がっているメンバーです。
そんな高橋さんなので、今回の件はおひさまは納得でしょう。
それでは今回なぜ髙橋さんが選ばれたのか?今後どうなっていくのか?を少し考えてみようと思います。
現在、日向坂46のキャプテンは1期生の佐々木久美さんです。
佐々木さんはグループ最年長で24年11月現在で28歳です。
アイドルとして卒業を考える年齢が30歳なので、あと2年程となります。
この間に世代交代をスムーズに行い、かつ結成からのメンバーがいなくなってしまうので初期の苦悩や葛藤、苦労を次の世代に引き継ぐ作業が必要になります。
佐々木さんがいつまで卒業をせずに活動を行なうのかにもよりますが、副キャプテン枠を作って佐々木さんから引き継ぎをする時間を作る必要になったのでしょう。
佐々木さん自身も「1年前ぐらいからスタッフさんには副キャプテンを作らないですか?」とずっと伝えていたそうです。
やっとキャプテンの思いが運営に届いたと言う事でしょう。
また、他の坂道グループでも副キャプテンがいた時期があるのです。
乃木坂46では3代目キャプテンの3期生梅澤美波さんが、2代目キャプテンの秋元真夏さんの時に副キャプテンを務めた後にキャプテンに就任しています。
梅澤さんが務めた期間は2021年11月から2023年2月までの1年半ほどの間副キャプテンを務めています。
櫻坂46では2代目キャプテンの松田里奈さんが副キャプテンを務めています。
務めた期間は前副キャプテンの守屋茜さんのグループ卒業に伴い、2021年1月から2022年11月までの約2年近くの間務めてから2代目キャプテンを務めています。
どちらのグループもおおよそ2年近くの期間を務めあげた後に、キャプテンに就任しています。
このデータを見ると佐々木さんがいつ運営に卒業の打診をするのかにもよりますが、やはりあと2年ぐらい以内に卒業をする可能性が見逃せません
ここで坂道グループにおける「副キャプテン」の役割について考えてみたいと思います。
通常副キャプテンはキャプテンを補佐する立場を指します。また、キャプテン不在の場合は代わりに先頭に立ってみんなを引っ張っていく立場になります。
坂道グループにおいてもその役割はもちろんあるのですが、それ以上に大切な役割があるのです。
それは「グループの歴史やイズムを正確に継承する」ことです。
乃木坂46と櫻坂46のどちらも「1期生のキャプテンと2期生・3期生の後輩が副キャプテン」になっています。
1期生からその当時の事や、曲の解釈だったりと後輩達が直接経験しなかった、つないでいかないといけない大事な曲の根幹を継承すること。
また、過去にあったトラブルやミス、経験によって今行なっていることや慣習の意味を正確に引き継いでいく事が重要になってきます。
その役を副キャプテンは担っていると考えられます。
乃木坂46では梅澤美波さんが、櫻坂46では松田里奈さんがその役を担いました。
日向坂46では高橋未来虹さんがその役を担う事になったわけです。
それでは上記を踏まえて、おおよそ2年の間に過去から今の日向坂46をしっかりと吸収し、未来へと中心になって繋げていく役となった高橋さんの成長を期待しつつグループのこれからを考察していこうと思います。
2024年11月現在では1期生から4期生までのメンバーがいます。
1期生には最年長でキャプテンである佐々木久美さんが28歳を筆頭に、年少組に入っていた佐々木美玲さんも25歳になっています。
2期生では最年長は松田好花さんで25歳になっています。年少組の小坂菜緒さんや金村美玖さんでも22歳になりました。
卒業を考え始める年齢に差し掛かってきました。
どうしても「世代交代」の言葉が出てしまう状況になってきました。
グループのファンでグループの事が大好きで、オーディションを受けた3期生や4期生が中心になる時期が遠くない未来に来るでしょう。
さらに5期生のオーディションが行われている中なので、さらに新しい風が入ります。
寂しいですが、メンバーの入れ替わりは避けられないことです。
その中で高橋さんがどれだけの事を吸収して、次世代へとつないでくれるかにこれからの日向坂46がかかってると言っても過言ではないでしょう。
グループ初の副キャプテンに選ばれた高橋未来虹さん。
他の坂道グループでも行われていた、上手く先輩達からの継承をつないで新しい時代を切り開く為のかじ取りをしていく役を頑張って欲しいと思います。