福留慧美(ふくどめ さとみ)選手は、日本の女子バレーボール界で活躍するリベロです。
1997年11月23日に京都府京都市で生まれ、幼少期からバレーボールに親しんできました。
身長162cm、体重60kgと小柄ながらも、リベロとしての迅速な動きと正確な守備で注目を集めています。
彼女の愛称は「サトミ」で、指高は211cm、利き手は右、スパイクの高さは275cm、ブロックの高さは260cmと、リベロとしての役割を完璧にこなすための身体能力を持っています。
その守備力と反応速度は、試合の流れを一変させる力を持ち、チームの防御力を高める重要な存在です。
京都市立醍醐小学校(和VBC)
福留選手がバレーボールを始めたのは、小学生時代の京都市立醍醐小学校に通っていた頃です。
地元のバレーボールクラブ「和VBC」で基礎を築き、バレーボールの楽しさと厳しさを学びました。
この時期に培った基本技術が、後の彼女の成長に大きく寄与しました。
中学校に進学後、京都市立樫原中学校でリベロとしての技術をさらに磨きました。
中学生時代には、リベロとしての役割を深く理解し、守備力を強化するためのトレーニングに励みました。
ここでの経験が、彼女の技術的な基盤を築く大きなステップとなりました。
高校はバレーボールの名門、京都橘高等学校に進学。
高校時代には全国大会に出場し、多くの大会で優秀選手賞を獲得しました。
この時期、彼女はリベロとしての技術だけでなく、精神的な強さとチームプレーの重要性も学びました。
彼女のプレーは多くの観客を魅了し、将来のプロ選手としての可能性を示しました。
大学は龍谷大学に進学し、大学チームの主力選手として活躍しました。
大学時代には、リーグ戦での優勝に貢献するなど、多くの成果を上げました。
特に、2019年の春季関西大学春リーグ1部ではベストリベロ賞を受賞し、その実力を証明しました。
2019年にはデンソーエアリービーズに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。
プロ入り後もその実力は変わらず、2022年の世界選手権では日本代表として出場し、リベロとしての守備力でチームに大きく貢献しました。
彼女のプレーは多くのファンを魅了し、日本代表の一員としての存在感を強く示しました。
2023年にはパリ五輪予選に出場し、厳しい試合の中で冷静な判断と卓越した技術でチームを支えました。
さらに、ネーションズリーグにも複数回参加し、国際舞台での経験を積み重ねました。
これらの経験が、彼女のプレーにさらなる深みを与えました。
2024年にはさらなる成長を目指して海外挑戦を決意し、デンソーを退団しました。
彼女の目標は、異なる環境でのプレーを通じて技術と経験を深めることで、新しいチームでの活躍が期待されています。
この挑戦は、多くの若い選手たちにとってとても刺激となったことでしょう。